ミレニアム

昨年暮れからスティーグ・ラーソン推理小説「ミレニアム」シリーズを読んでいる。伊奈子が強烈に勧めるので読み始めたのだが、確かに名作と言っていいだろう。惜しむらくは作者が三作目を書き終えたところで亡くなっていること。

三作目まで読み終えたところで迷うことなく4に突入した。ストーリイとしては三作目でひとつの区切りを迎えているので、ここで一旦離れる選択肢もあったのだが、流れに任せている。

タイトル、登場人物は引き継がれているが、作者はダヴィド・ラーゲルクランツに変わっている。まだ上巻を読み進めているところだが驚くほどスムーズに入っていけている。勿論テイストの違いは感じる。重厚さには少々かけるかも知れない。しかし、それもストーリイが違うのだからと考えることもできる。新しい作者もジャーナリストであるというのも重要な要素なのだろう。