シャンタラム

「人は正しい理由から、まちがったことをする」 キーワードのひとつだ。 コロナ禍で在宅勤務がメインとなって2年。もともと活字中毒だと思っていた自分が思うように読書ができなくなっていた。正しく言えば読書をしなくなっていた。そんな中、FMの番組で紹…

自由律俳句

緑青白のコントラストが高速に過ぎ去る金曜日

覚園寺

うーん、行ってみたいぞ。

美しき愚かものたちのタブロー からの

原田マハは相変わらず好きで読んでいる。直木賞にノミネートされたこの作品もカミサンが読んだあとに自分も読むことができた。 そして今は積読状態だったやはり原田マハのスイート・ホームを読んでいる。 アートな世界になると自分の専門分野の意識が強すぎ…

自由律俳句

祖母はいつも嬉しそうにげんこつ飴をくれた

ガール・オン・ザ・トレイン(ポーラ・ホーキンズ著)

ピエール・ルメートルの「悲しみのイレーヌ」の結末の衝撃(タイトルやらからなんとはなく想像は出来たが)も冷めぬまま、あとがきを読む。そこにいくつか紹介されていた本書を図書館で予約し読んだ。 どちらかと言えば静かなスタートだ。ルメートルの筆致と…

稀勢の里

相撲には全く興味が無くなって久しい。 いつか日記だかブログだかにも書いた覚えがあるが、「競技」としては不完全この上なく、現代の基準からすると失敗していると言っていい。勝負を個人レベルで競っているのに仕組みが不公平すぎるのだ。 さて、久しぶり…

ミレニアム

昨年暮れからスティーグ・ラーソンの推理小説「ミレニアム」シリーズを読んでいる。伊奈子が強烈に勧めるので読み始めたのだが、確かに名作と言っていいだろう。惜しむらくは作者が三作目を書き終えたところで亡くなっていること。 三作目まで読み終えたとこ…

宮下奈都

羊と鋼の森を書店で手に取り読んだのは既にかなり以前のことだ。 とても感動しfacebookにも投稿して、高校の同窓生が興味を示したので譲った。その後この本は映画となり、メジャー作品に。 今回久しぶりに同氏の本を立て続けに二冊読んだ。「スコーレNo.4」…

グレイ・サーガ

灰色の物語。実にレアなアイスランドの作家によるミステリ。「湿地」を読み終えた。タイトルもそうだが、行ったことのないアイスランドの特徴的らしい雨が降りやすく、日が落ちるのが早い季節の気候のせいで、全般的に薄暗い心象の中物語は進んで行く。結末…

読書の喜びふたたび

バイク通勤をメインにしていて極端に減少していた読書時間。 鎌倉に越すことにより電車通勤が復活、同時に読書時間も復活です。 勿論バイク通勤が公式に認められている筈もなく、乗り換えのある電車通勤が嫌になり、且つバイク通勤の方が時間も短い上に費用…

kindle

今回引っ越しするにあたり、埃をかぶった大量?の書籍をブックオフに昨晩引取ってもらった。恐らく二束三文にしかならないだろう。いつも思うことだが、一度買った本を読み返す機会はほぼない。なのに場所をとる本を所持し続けるのは如何なものか。 結論。電…

マチネの終わりに

平野啓一郎氏の小説である。香港出張前、電車で通勤していた時期に久し振りに本を読み始めたのだった。飛行機の中でも非常に良い感じで読み進んでいたのだった。 良い感じというのは控えめすぎる表現かも知れない。かなり好みにあった本だと思って読んでいた…

鎌倉本!

やばいっす。まだ引っ越しすら確定せず、日取りも分からないのに。 改めて本屋を見回してみたのだが、京都には遠く及ばないもののあんなに小さな町なのに関連する本の多いこと。

鎌倉本?

こんだけ沢山鎌倉に行っておきながら、、いや度々行っていたからかも知れないが、鎌倉に関する本を一切買ったことがなかった。 本屋さんを覗いたらあるわあるわ、ですわ。やばいですねぇ。お店一年では到底回りきれませんねぇ。そして京都の比ではありません…

いざ鎌倉

いや、正確には「ついに鎌倉」かな。diaryにも書いてるんだけど、好きが高じて住むことになっちゃいました。もう何度お酒を仕入れに横浜から通ったか分からない高崎屋さんも、ついに町の酒屋さんになります。 余り嬉しかったので、昨日の日曜日頼んでいたお…

本も読むが酒も吞む

2年ぶりの更新です。生きておりましたよ。そして本も読んでおりました。ここのところ電車通勤をやめたせいもあり、通勤ストレスは激減ですが読書量も激減です。積読多数です。 それに比べるとお酒は順調に呑み続けております。お気に入りの鎌倉「高崎屋」さ…

火花

又吉直樹著「火花」を手に取った。確かにおもろいな。芸人としての彼は好きだし、自分はそれを知っているから(だから一層奥深さを感じるのだけれど)、芸人が書いたものとしてもと前置きを置かざるを得ないが、芸人のフィルターが掛からない人が読んでもオ…

ラベルのウラ

気付かなかったのだが、なんか嬉しいね。「大吉」だってさ。

澤乃井 立春朝搾り again

先日知り合いへの手土産にと買ったもう一本。図らずも買い置きとなり、改めて昨晩戴いた。いやぁ美味しい!他に言葉は要らない。もう、止まりませんでした。ただの飲兵衛ではないか!と言うご意見。甘んじてお受け致しまする。

謎物語 - 北村薫

読了と言うわけではなく、読んでいる途中である。 「人間が考えて、書くようなことというのは大体において別の人間がすでにやっているのだ」 気になったフレーズがあったので書き留める。これを北村薫はもちろん否定的なニュアンスで書いてはいない。

宗玄 しぼりたて 純米生原酒

本日頂戴したお酒です。前回鎌倉高崎屋さんで購入してきたモノです。毎度のコトながら、なんとかの一つ覚えでガツンと来るヤツ下さい。と言って勧めて戴いたものです。 ただ、飲み口は殊の外優しく、とても「ガツン」という感じではありません。仄かな甘みが…

利き酒猪口

美濃焼、利き酒1合ぐい飲みが届いた。これでより正確で深みのある日本酒レビューが 出来る、、、、かな。ただ、沢山吞んでしまうだけ、という有力な説も。

澤乃井 立春朝搾り - 実飲

連休の中日、注文していたお酒を受け取りにいそいそと鎌倉に出かけた。普段お世話になっている鎌倉在住氏への手土産にと注文は2本に増やしてあった。ただ、件の鎌倉氏は最近日本酒を召し上がらないことが事前に分かり、美鈴の今月のお菓子を念のために別途…

スキップ - 北村薫

時系列で北村作品を追いかけている。本日読了したのが「スキップ」。文庫にしてずっしりと重い、即ち長編である。 ところで、皆さんは裏表紙にある「あらすじ」のごとき書きつけや、巻末の解説を事前にお読みになるのだろうか。私は可能な限りそれらを避ける…

ものがたり - 北村薫

ここのところ、時系列的に北村薫を追いかけている。間に佐伯泰英の居眠り磐音 江戸双紙を挟みながら。 今日は丁度文春文庫から出ている短編集「水に眠る」を帰宅途中の電車で読み終えた。 ご承知の通り推理小説家の手による作品集なのだけれど、一般的に言う…

澤乃井 立春朝搾り

年を重ねるごとに酒量は減る。酒が弱くなると余人は言うが、自分の場合はちょっと違うのかなとここ数年思っている。勿論、体力は落ち、内臓も例外ならず老化が進んでいることは確かな筈だから酒が強くなったとは思ってはいない。 相変わらずいの一番に口にし…

Merry Christmas

この冬一番の冷え込みだったとか。鎌倉に出掛け「高崎屋本店」にて正月用の日本酒の買い物を済ませる。お店の人は皆お酒に詳しく気さくだし、犬を飼ってお られるらしくガウを連れての入店も勧めてくれた。知り合いのブログにあった「こ寿々」のわらび餅を手…